木曜日担当の草山です。
先週末は宮城県に行ってきました。
用件は、7年前の津波で壊滅した海岸林再生のボランティア活動です。場所は仙台駅から車で40分ほどの名取市の海岸。仙台空港の横に広がる約5kmの海岸に松林を作るというプロジェクトが5年ほど前から進んでおり、苗木の植え付けはほとんど終わっているようです。
で、今回は苗木のまわりに生えている「つるまめ」を抜く作業でした。
要は「草抜き」なんですが、機械でやったらいいじゃん・・・ってわけにはいかないのです。つるが苗木に絡みついているので機械では苗木を傷つけてしまう、そもそも機械(刃)に巻き付いて機械も動かなくなる、根っこから抜かないとまたすぐに生えてくる・・・といった理由から、雑草刈りのなかでもこれだけは手作業しかない、とのことです。
暑い中、苗木に巻き付いているつるを抜く作業は結構キツく、海岸林再生と一言でいっても想像をはるかに超える作業の積み重ねが必要なんだ、と実感した次第です。
このプロジェクトを担当しているNPO団体の代表の方の「海岸林の再生は植林をしたら終わりじゃなくて、ここがスタートなんです」との言葉が良く理解できました。
やはり、何事も現場で実際に体験してみないとわからないものですね。